むくみ
むくみ

〜循環器専門医による、原因のロジカルな精査と適切な循環管理〜
「夕方になると足がパンパンで、靴がきつくなる」 「指で押すと跡がついて、なかなか戻らない」
むくみ(浮腫)は日常的によく見られる悩みですが、医学的には体の中の水分バランスが崩れていることを示す大切なサインです。「立ち仕事のせいかな」「塩分を摂りすぎたかな」と見過ごされがちですが、その背景には心臓や腎臓をはじめとする重要な臓器の機能低下が隠れていることがあります。
元住吉の豊﨑医院では、循環器専門医としての知見を活かしつつ、全身を診る内科医の視点で、そのむくみの原因を客観的なデータに基づいて丁寧に紐解きます。
むくみの原因は多岐にわたります。当院では多角的なアプローチを通じて、以下の可能性を一つひとつ検証します。
心臓のSOS(心不全によるもの)
心臓のポンプ機能が低下すると、全身の血液をスムーズに回収できなくなり、出口を失った水分が血管の外へ漏れ出して足などに溜まります。循環器内科において最も警戒すべき病態です。
内科的疾患(腎臓・肝臓・ホルモンの異常)
血液中の水分バランスを保つ「たんぱく質」が尿に漏れ出てしまう腎不全や、たんぱく質を作る力が落ちる肝機能低下、代謝をコントロールする甲状腺の病気など、内科的な疾患が原因でむくみが生じることがあります。
物理的な要因や薬剤の副作用
足の静脈の弁が壊れて血液が滞る「下肢静脈瘤」や、加齢による筋力低下のほか、現在服用されているお薬(一部の血圧の薬や痛み止めなど)の副作用としてむくみが現れることも珍しくありません。
むくみは、どこの臓器に負担がかかっているかによって現れる症状が異なります。特に以下の項目に当てはまる場合は、速やかな医療的チェックが必要です。
むくみの正体を突き止め、適切な治療方針を立てるためには、データに基づいた客観的な評価が不可欠です。当院では以下の検査を適切に組み合わせ、迅速に診断を行います。
血液・尿検査
腎機能や肝機能、たんぱく尿の有無、甲状腺ホルモンの数値を測定します。さらに、心臓への負荷を示す数値である「BNP」を測定し、心不全のリスクを客観的に評価します。
心臓・下肢血管エコー(超音波)検査
クリニックの特性を活かした迅速なエコー検査を活用し、心臓の壁の動きや弁の機能、あるいは足の血管に逆流や血栓が隠れていないかを視覚的・客観的に確認します。
胸部レントゲン検査
心臓が肥大していないか、また「肺のうっ血」や「胸水」が溜まり始めていないかを的確に捉えます。
「利尿薬を出して終わり」ではありません。原因に応じた根本的なアプローチを提案します。
利尿薬で余分な水分を排出させると同時に、心臓の負担を減らすためのお薬を精密に調整し、心臓が効率よく働ける環境を整えます。
塩分制限の具体的なアドバイスや、足の血流を助ける弾性ストッキングの活用、第二の心臓である「ふくらはぎ」の筋力を維持する運動など、薬だけに頼らない多角的ケアを一緒に考えましょう。
精査の結果、腎臓病や高度な血管内治療が必要な静脈瘤などが疑われる場合は、速やかに信頼できる専門医へご紹介します。
むくみは、体の循環システムのどこかに無理がかかっていることを知らせる、体からの実直なメッセージです。「ただの疲れだろう」と放置せず、一度客観的な点検を行うことが、将来の大病を防ぐ確実な一歩となります。
受診の際は、他のお薬(むくみの原因となり得る薬剤など)との兼ね合いを確認するため、現在服用中のお薬が分かる「お薬手帳」をぜひお持ちください。また、健康診断で尿たんぱくなどの異常を指摘された方は、その結果用紙をお持ち寄りください。
元住吉駅すぐの豊﨑医院は、地域の皆様が「困った時にまず相談できる窓口」として、あなたの体質や生活習慣に寄り添い、健やかな毎日を守るお手伝いをいたします。どうぞお気軽にお話しにいらしてください。
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